あすかです。
ふと、職業訓練していたころ、特例子会社に見学に行ったときのことを思い出しました。
半年以上も前のことです。

今日は、そのときの感想などをお話ししようと思います。

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特例子会社とは?メリットは?

 
特例子会社については、ご存知ですか?

従業員が50人以上いる会社は、従業員全体の2%以上に相当する障害者を雇用することが法律で決められています。
特例として、親会社が障害に配慮した子会社を設立し、一定の要件を満たしている場合は、子会社にいる障害者を、親会社や企業グループ全体で雇用されているものとして算定できます。
そのようにして設立・経営されている子会社を、特例子会社といいます。

私たち当事者から見る、特例子会社に就職するメリットとしては、

・障害のない人たちに囲まれて仕事をするよりも、同じような障害を抱えている人たちと仕事をする方が安心。
・障害への配慮が体系化されているため、働きやすい環境が整えられている。


といったところでしょうか。
(あくまで一般論として考えられるメリットです)


特例子会社を見学して

 
私が見学に行った特例子会社は、バリアフリーの設備がしっかりしていて、そのことにまず驚きました。

大きなビルの一室にその会社はあったのですが、ビルの入口から会社の入口までが地続きで、通路も広く、車椅子でも楽々移動することができるのです。
それに会社のフロア自体も、スペースが広めに取られていました。

それから、社員ひとりひとりの役割分担がはっきりしていると感じました。

印刷やスキャニングをする人はそれに専念し、データ入力をする人はそれに集中するという風に。
雑多な仕事をこなすよりも、ひとつの仕事に打ち込みたい人には、働きやすい環境かもしれません。

幸い、その会社で働いている先輩と、話し合いの場を設けていただきました。

職業訓練のこと、就職活動のこと、特例子会社で働きはじめてよかったこと、等々…
見学に伺った私たちの質問に対して、先輩はてきぱきと答えてくださいました。
(頭のよさそうな人でした!)

で、その先輩が、
「下駄を預けるときがあってもいいんだなあって。
就職活動をしているうちに、思うようになりました」

と仰ったのが、とても印象に残りました。


「下駄を預ける」


「下駄を預ける」とはどういう意味か。

「相手に物事の処理の方法や責任などを一任する」ことだと、辞書に書いています。

その先輩は、精神障害を抱えていたのですが、
支援者に紹介してもらって、その特例子会社で働くようになったそうです。
周りの人たちにおまかせして、働く環境に導いてもらった経験から、
「下駄を預ける」
と仰ったのではないかなと、察しています。

ちなみに私は、おまかせするの、大好きです(笑)
(もちろん、時と場合によります)

自分が一生懸命努力して、限界を超えてしまいそうだったら、
ポーンと誰かに下駄を預けちゃっても、いいと思うんですね。

で、半年以上も前のことを、何で今になって思い出しているかというと、
このときの先輩のことばが、不思議と忘れられないからです。

どこでどういう風に働くにしても、メリットとデメリットはあるはず。
それなら、「人事を尽くして天命を待つ」という姿勢も大切なのかもしれませんね。



※ASDの人って、慣用句が苦手な人が多いはずなのに、
二回も使っちゃってごめんなさい~(^-^A;
でも私は、小さいころから比喩もことわざも大好きなんですよ。
人によるのかもしれませんね。

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