2015年も残すところ、10日となりましたね。
少し早いですが、今年このブログに書いた記事で、人気のあった記事をまとめてご紹介したいと思います!
今回のテーマは、「自閉症スペクトラムの特徴」についてです。
特徴について学ぶことは、自分の長所を見つけたり、仕事や生活での工夫のしかたを探るのに、役に立つかと思います。
各章のトップに、各記事へのリンクを張っています。
そこからクリック(タップ)して、ご覧になってくださいね。
目次 1.自閉症スペクトラムの三つ組み 2.自閉症スペクトラムの診断基準 3.聴覚過敏 4.相貌失認 |
1.自閉症スペクトラムの三つ組み
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)の大人の特徴について、「三つ組み」から考える。
自閉症スペクトラム(ASD)の人は、
以下の三つの点で、大勢の人とは異なる個性があるとされています。
これは「三つ組み」と呼ばれるもので、イギリスの精神科医であるローナ・ウィングさんが提案したものです。
・社会性
・コミュニケーション
・想像力
この「三つ組み」については、さまざまな本やネット媒体などで紹介されています。
ところが、どれを見ても「障害」として扱われていることが多く、読んでいるだけで鬱になっちゃうんですよね……
そんな時、見つけたのが、
「あなたがあなたであるために」(監修:ローナ・ウィング/著:吉田友子)という本でした!
この本では「三つ組み」を、「特徴」として捉えています。
しかも、短所だけでなく、長所もたくさんリストアップされています。
本の内容に、大人としての私の視点も加えて、
「自閉症スペクトラムの大人の特徴」としてご紹介したのが、上の記事になります。
12月にアップロードした記事ですが、最近特にアクセス数が多いです。
※ちなみに、自閉症スペクトラムのスペクトラムは、連続体という意味です。
虹のグラデーションを想像すると、わかりやすいですね。
自閉症の傾向のある人を、自閉度の軽重や、知的な遅れの有無などを元に分類してしまわないで、
ひとつのスペクトラムのなかにまとめてしまおう考え方です。
これも、ローナ・ウィングさんによって提案されました。
2.自閉症スペクトラムの診断基準
>>>「自閉症スペクトラムとは何か」(千住淳:著)から学ぶ、ASDの特徴と診断基準について。
ASDの特徴というと、従来の「三つ組み」で説明されることが多いのですが、
2013年以降の診断基準(DMS-5)では、以下の二つが柱となって、定義されるようになったのはご存知ですか?
・対人コミュニケーションの困難さ。
・強いこだわりや常同行動。
しかも、新しい基準では、感覚に対する敏感性あるいは鈍感性も、
考慮に入れることになりました。
さらには、アスペルガー症候群も、
自閉症スペクトラムのなかに含まれるようになりました。
「自閉症スペクトラムとは何か」(著:千住淳)
という本では、そんな新しい診断基準について、わかりやすく説明されています。
上の記事で、ブックレビューを書いています。
もしよかったら併せてご覧くださいね。
3.聴覚過敏
>>>発達障害、聴覚過敏、不眠…そして気づいた大事なこと (1)
>>>発達障害、聴覚過敏、不眠…そして気づいた大事なこと (2)
発達障害がある人に、感覚の過敏性もしくは鈍感性があることは、以前から言われていました。
最近になってようやく、注目されるようになってきたという感じがあります。
(上にも書いた通り、感覚過敏性や鈍感性が、DMS-5でも考慮に入れられるようになりましたし)
発達障害は、脳の器質によるものとされています。
なので、感覚のかたよりがあるのも、最もなことかもしれません。
さて、そんな感覚のかたよりについて、特に多くの当事者が感じているのが、
「聴覚過敏」ではないでしょうか。
そんな私も、耳は聴こえすぎてしまう方。
「聴覚過敏」についての所感をまとめたのが、上の記事になります。
こちらも多くの方にアクセスしていただいています。
4.相貌失認
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)の人は、顔に興味を持ちづらい?実はキャラクターと顔文字が苦手です…
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)と相貌失認…なかなか人の顔を覚えられない件について。
>>>自閉症スペクトラム(アスペルガー)と相貌失認の、カミングアウトについて。
「相貌失認」というのは、なかなか人の顔が覚えられないといった症状のこと。
(失顔症とも言われています)
感覚過敏と同様、脳が原因であることが多いです。
ASD当事者にも多いですが、当事者でなくても該当する人はいます。
上の記事では、「相貌失認」をテーマにまとめました。
こちらもたくさんの方からのアクセスが集まっています。
次回も2015年のまとめになります。
どうぞよろしくお願いいたします(^-^)ノ
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コメント (2)
1. のり
特徴と言われればまるで発達障害にも健常者より優れた所があるみたいに聞こえますが一部のギフテット以外 全て健常者より劣ると思います 特徴よりがあるみたいに「弱点」と言われた方がしっくりきます
2. あすか
のりさん、こんにちは。発達障害がある人でも、ない人でも、
弱いところがあるのは、自然なことだと思います。
弱さもひっくるめて「特徴」というのではないでしょうか^^
※コメントは現在受け付けておりません。
投稿しても反映されませんのでよろしくお願いいたしますo(_ _*)o